2018-06-24

全て連続している

よくある調光機能のついたスイッチ。つまみを動かして明るさを調整しますが、ここの部分を「スライダー」と呼んだりします。

スライダーは「オン」「オフ」ではなく連続的につながっている。通常のスイッチのいわゆるオンとオフは、このスライダーにとっては単なる明るさの「程度」の違いで、直線上のどこかにあるだけ。

カナダは多様性に寛容ですが、ここでの生活を通して、世の中も全てスライダーのように連続してるんだなぁと考えるようになりました。つまり区別や差別している事の殆どに決定的な違いはなく、あるのは単なる程度の違いだけ。

障害者と健常者は「程度の違い」だけで、電気のスライダーのように連続的につながっている人間同士。要は背が高い・低いと同じで、それを人間の都合で「区別」をしているだけ。

カナダの小学校は知的障害の子も特別学級とかではなく、普通のクラスにはいるそうです。(アシスタントティーチャーが任命されてサポートするとか)また大学・カレッジでも、ろうあの方はノートテイカーがついて授業の内容をノートに書いてくれます。必要な人には社会がサポートを提供しながら、みんな同じように教育を受ける事が出来る。周囲も、障害者の方が周りに居るのが普通、という環境で育つ。

違いは確かにある。ただそれは「異質」なものではなく、緩やかに「連続」してつながっているのだ。

 


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