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【高校留学】必読ガイド
    2026-01-23

    カナダ私立高校の料金ガイド

    学校タイプ別の費用と特徴

    カナダの私立高校への留学を考える際、授業料は最も気になる要素のひとつでしょう。カナダの私立高校は学校によって教育方針、設備、留学生へのサポート体制が大きく異なり、それに伴って授業料にも大きな差があります。このページでは、カナダの私立高校をタイプ別に分類し、それぞれの特徴とおおよその費用相場を解説します。

    1. カナダ人中心の伝統・格式重視型私立校

    一般的に長い歴史を持ち、伝統的な教育理念、高い大学進学率、全寮制いわゆるボーディングスクールが特徴としてあげられる学校です。これらの学校は数が非常に多くあり、小規模から1000人を超える大規模校まで多彩です。また留学生向けの授業料が高い事も大きな特徴です。

    特徴:

    • 長い歴史と確立された教育理念を持つ

    • カナダ人学生が大多数を占め、留学生は少数

    • アカデミックな厳しさと課外活動(スポーツ、芸術など)の両方を重視

    • 大学進学実績が高い学校が多い

    • 寮を備えた全寮制(ボーディングスクール)も多い

    料金相場:

    • 授業料(年間): 35,000〜65,000カナダドル

    • 寮費・食費(年間、適用する場合): 20,000〜30,000カナダドル

    • その他費用(登録料、活動費、制服など): 3,000〜8,000カナダドル

    総費用の目安(年間): 58,000〜103,000カナダドル

    留意点: 入学審査が厳しく、英語力(多くの場合IELTSやTOEFLスコア要求)と学業成績が求められます。留学生向けの英語サポート(ESL)はあるものの、基本的な授業は英語ネイティブ向けのため、高い英語力が必要です。

    2. 留学生中心のインターナショナルスクール

    特徴:

    • 世界中からの留学生を積極的に受け入れ

    • 英語を第二言語とする学生向けのカリキュラムとESLサポートが充実

    • 多文化環境で、留学生同士の交流が活発

    • 比較的都会に位置することが多い

    • 柔軟な入学時期を設けている場合が多い

    料金相場:

    • 授業料(年間): 20,000〜33,000カナダドル

    • ホームステイ手配料・費用(年間): 10,000〜15,000カナダドル(ホームステイの場合)

    • その他費用(登録料、教材費、保険など): 2,000〜5,000カナダドル

    総費用の目安(年間): 30,000〜50,000カナダドル

    留意点: 英語力の入学基準が比較的柔軟な学校が多いですが、学校によっては一定の英語力が求められる場合もあります。カナダ人学生との交流機会が限られることがあるので、学校のプログラム内容を確認しましょう。

    その他要素と費用の関係

    1. 立地: 都市部や郊外など学校の立地は様々ですが、立地と留学費用は必ずしも相関はありません。都市部は住宅費用が高いですが、料金が抑えめの留学生対象の学校はコストパフォーマンスが高いです。

    2. 寮 vs ホームステイ: 寮はホームステイより高額になる傾向がありますが、サービス・サポート体制が根本的に異なります。

    3. 付帯サービス: 空港送迎、ガーディアンサービス、個別チューターなど、追加サービスによって費用が増加します。

    4. 保険: 健康保険は必須で、年間1,000〜2,000カナダドルが相場です。

    まとめ:学校選びのポイント

    カナダの私立高校選びでは、授業料だけで判断するのではなく、学校の教育理念、留学生サポート体制、立地、自分の英語力や学業目標に合っているかという点を総合的に考慮することが大切です。伝統校は高額ですが確かな教育環境とネットワークを提供し、インターナショナルスクールは留学生にとって過ごしやすい環境を整えています。

    弊社マイルストーンカナダでは、ご予算や教育目標に合わせて最適な学校選びをお手伝いします。各学校の詳細な費用内訳や入学条件について、お気軽にご相談ください。

    2026-01-07

    私立高校と公立高校の違い

    カナダの高校留学の検討で最初に突き当たる壁が「公立(Public)」と「私立(Private)」のどちらを選ぶかという選択です。

    カナダは公立教育の質が非常に高いことで知られていますが、一方で留学生へのサポート体制や大学進学実績においては、私立校が圧倒的な優位性を持ちます。

    本記事では、進学支援、教育の質、入学の柔軟性など、5つの重要なポイントで両者を比較・吟味します。

    1. 教育の質とクラス人数

    公立高校
    教育方針の根底にあるのは「ダイバーシティ(多様性)」と「インクルージョン(包括性)」です。多様な経済背景、人種、能力を持つ生徒が共に学びます。
    一方で1クラス25~30名、学校全体では1000名以上など、集団学習が基本です。また留学生を受け入れてはいますが、留学生が前提のシステムではありません。英語が未熟なうちは授業についていくのが難しいというリスクもあります。

    私立高校
    教育の質が「学校のブランド」に直結するため、カリキュラムの改善サイクルが速いのが特徴で、AP(Advanced Placement)やIB(国際バカロレア)の導入、そして現在はSTEM(STEAM)を取り入れている学校が増加しています。
    1クラス10~20名の少人数制が主流で、教師の目が届きやすく、質問しやすい環境です。難関大学進学に有利なプログラムが充実している学校が多いのが特徴です。

    さらに学校によって、余裕のある学生は多くの単位を取得し、早めの卒業または大学の単位取得にもチャレンジ出来るオプションを用意しています。留学生の多様なアカデミック・ニーズを受け止めています。

    2. 大学進学の支援体制:受け身のサポートか、攻めのサポートか

    もっとも大きな違いが出るのが、卒業後の進路サポートです。

    公立高校
    進学カウンセラー1人が数百名の生徒を担当します。希望者にはアドバイスが提供されますが、基本は「単位取得の管理」が中心で、大学選びや願書作成は、生徒が自主的に動く必要があります。進学よりも「卒業」を目標とした支援体制です。

    私立高校
    多くの私立高校は、大学進学を目標とした支援体制に力を入れています。進路戦略、出願対策、大学とのコネクションといった学校の援助が学生の進学を支えます。

    通常は大学進学専門のアドバイザーが在籍。教師・生徒間の距離が近いため、一人ひとりの志望校に合わせたエッセイ(志望理由書)の添削や、推薦状の準備、面接対策までマンツーマンに近い形で伴走します。統計(Statistics Canada)によると、23歳時点での大学卒業率は、私立校出身者(約35%)が公立校出身者(約21%)を大きく上回っています

    3.留学生サポート体制

    現実に留学がスタートすると「言葉が通じない」「友達ができない」「食事が合わない」といった、留学生ならではの壁に必ず直面します。公立と私立では、このような留学生固有の悩みを支える体制に大きな違いがあります。

    公立高校:標準的なESLクラスや英語補習はありますが、人数が多いため個別指導・サポートとは異なります。英語力は現地の同級生とのコミュニケーションに直結しますので、英語の壁を越えてコミュニティに飛び込む積極性が求められます。

    私立高校:多くの学校は、英語力が十分でない学生のサポートや育成の専門家と言っても過言ではありません「英語を学ぶ」だけでなく、「英語で授業を理解するためのサポート」が充実しています。放課後の無料チューター(家庭教師)制度や、少人数クラスでのきめ細かなフォローで、「英語」と「学業」を同時並行で伸ばすサポート体制があります。

    また多くの私立校(特にボーディングスクール)では放課後や週末もアクティビティが用意されていますので、自動的に学生の輪・コミュニティへ参加する事になります。

    4. 入学タイミングの柔軟性

    日本の教育課程(3月卒業)からスムーズに移行したい場合、入学時期は重要です。

    公立高校
    基本は9月と2月の年2回。出願期限も半年以上前に締め切られることが多く、早めの準備が欠かせません。

    私立高校
    9月・1月・5月など、年3学期制を採用している学校もあり、入学タイミングが非常に柔軟です(学校によっては年5回以上の学校もあります)。日本の高校を中途退学してすぐに編入したいといったケースにも対応しやすいのがメリットです。

    比較表:カナダ公立 vs 私立
    比較項目 カナダ公立高校 カナダ私立高校
    学費 低〜中
    $17,000前後/年
    中〜高(合理的)
    $20,000~30,000前後/年
    教育の質・個別性 △(地域により差) ◎(進学実績・少人数)
    入学の柔軟性 △(2回) ◎(3回以上・相談可)
    寮・生活サポート △(基本ホームステイ) ◎(寮あり・充実)
    安全性・環境 ◎(治安良好・多文化)
    2026-01-06

    大学進学に有利?APとは

    海外の進学校や国際的な教育環境で耳にすることが多い「AP(エーピー)」。 「難しそうだけど、何に役立つの?」「カナダの高校にもあるの?」といった疑問をお持ちの方に向けて、その歴史から活用のポイントまでを詳しく解説します。

    AP(Advanced Placement)とは?

    APは、米国の非営利団体「College Board(カレッジボード)」が提供する、高校生が大学初級レベルのカリキュラムを履修し、試験を受けることができるプログラムです。

    APの目的と歴史

     1950年代、米国の名門校(ハーバード、イェール、プリンストン等)と名門高校が連携し、「優秀な生徒が高校と大学で同じ内容を重複して学ぶ無駄を省く」ことを目的に誕生しました。

    高校生に質の高い学術的挑戦の場を提供し、大学入学後の学習をスムーズにすること、また大学の単位認定を通じて卒業までの時間を有効活用することを目的としています。

    カナダと世界での普及率

    APは米国発祥の制度ですが、現在は世界中で高く評価されています。

    • カナダでの普及: カナダは米国以外でAPが最も盛んな国の一つです。多くの州立・私立高校で導入されており、特に進学校(アカデミック校)では標準的に提供されています。ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)などでは、大学1年生の50%以上が少なくとも1科目のAPを履修しているというデータもあります。
    • 世界的な認知度: 現在、世界140カ国以上、約2万校の高校で導入されています。北米(米国・カナダ)だけでなく、英国、オーストラリア、欧州、アジアなど、世界中の4,000以上の大学が入試の評価対象や単位認定の対象として採用しています。

    どのような学校がAPを取り入れているか

    APは、全ての高校にあるわけではありません。主に以下のような学校で見られます。

    1. 進学実績を重視する私立・公立高校: 大学進学を前提とした「アカデミック・トラック」を持つ学校です。
    2. コース選択の柔軟性を重視する学校: IB(国際バカロレア)が「全科目をバランスよく学ぶパッケージ」なのに対し、APは**「得意な1科目から履修できる」**のが特徴です。そのため、生徒の個性を伸ばしたい学校が好んで採用します。
    3. 北米の大学への進学に強い学校: 米国やカナダの難関大学を目指す生徒が多い学校では、AP科目の充実度が学校選びの指標の一つになります。

    知っておきたい「活用のポイント」

    APを履修・受験することには、大きく3つのメリットがあります。

    ① 大学入試での強力なアピール

    難易度の高いAP科目を履修していることは、大学の審査官に対して「私は大学レベルの学習に耐えうる学力と意欲がある」という証明になります。特に米国・カナダの名門大学では、GPA(内申点)に加えてAPのスコアが重視されます。

    ② 大学の単位として認定される(時短・節約)

    5月に行われる統一試験で一定以上のスコア(通常5点満点中3〜4点以上)を取得すると、大学入学後に**「その科目の単位」として認められる**ことがあります。

    • 学費の節約: 単位が認定されれば、その分の学費を払わずに済みます。
    • 飛び級・早期卒業: 1学期分、あるいは1年分の単位を高校時代に取得し、早期卒業する学生も珍しくありません。

    ③ 特定分野の専門性を深められる

    「数学は得意だけど歴史は苦手」という場合でも、数学(Calculus)だけAPを取るといった選択が可能です。将来の専攻が決まっている生徒にとって、高校のうちから専門知識を深められる絶好の機会です。

    自分に合った「挑戦」を選ぼう

    APは、ただの「難しい授業」ではありません。大学での学びを一歩リードし、将来の可能性を広げるための強力なツールです。 カナダ留学を検討されている方は、志望校がどのようなAP科目を提供しているか、ぜひチェックしてみてください。

    具体的な科目サンプルと学習内容

    AP Calculus AB / BC(微積分学)

    理系・経済系を目指す生徒にとって「必須」とも言える、APの中で最もメジャーな科目の一つです。日本の高校数学の範囲を超え、大学1年生で学ぶ内容に踏み込みます。

    • 学習内容の例:
      • Limits and Continuity(極限と連続性): 関数の挙動を極限まで分析します。
      • Differentiation(微分): 変化率や曲線の傾きを求め、物理的な運動や最適化問題に応用します。
      • Integration(積分): 面積や体積を求めるだけでなく、蓄積される量の計算に応用します。
    • ここが「大学レベル」: 単に計算式を解く力だけでなく、「なぜその公式が成り立つのか」という概念の理解や、現実世界の複雑な現象(例:ロケットの加速や感染症の広がり)を数式に落とし込む記述力が求められます。
    • 将来の進路: 工学、コンピュータサイエンス、物理学、経済学、医学など。

    AP Psychology(心理学)

    「人間はどうしてそのように行動するのか?」を探求する科目です。専門用語が多く難易度は高いですが、身近なトピックが多いため、文理問わず非常に人気があります。

    • 学習内容の例:
      • Biological Bases of Behavior(行動の生物学的基礎): 脳の構造や神経伝達物質が、感情や行動にどう影響するかを学びます。
      • Cognitive Psychology(認知心理学): 記憶の仕組み、忘却の原因、言語習得のプロセスを分析します。
      • Social Psychology(社会心理学): 集団心理、偏見、服従など、他者との関わりの中で生まれる心理現象を学びます。
    • ここが「大学レベル」: 心理学の実験手法や統計データの読み方も学びます。単なる読み物としての心理学ではなく、科学的根拠(エビデンス)に基づいて人間を理解する「行動科学」としての視点を養います。
    • 将来の進路: 心理療法士、マーケティング、人事、教育、法執行機関(プロファイリングなど)など。

    AP試験の構成(共通)

    どの科目も、毎年5月に行われる試験は主に以下の2部構成になっています。

    1. Multiple-Choice Questions (MCQ): 選択式の問題。正確な知識とスピードが求められます。
    2. Free-Response Questions (FRQ): 記述式の問題。計算過程の説明、実験のデザイン、あるいは与えられた資料を分析してエッセイを書くなど、論理的思考力が試されます。