「うちの子、英語がほとんど話せないけれど、カナダの高校に留学なんてできるの?」
これは、保護者の方から多くいただく不安のひとつです。英語の成績がふるわない、英会話も殆どした事がない、そんなお子さんを海外に送り出すのは無謀なのでは、と感じるのは自然なことです。 ですが、結論からお伝えします。英語力ゼロでも、カナダ高校留学はできます。
実際に、英語がほとんど話せない状態から留学を始め、立派に卒業していくお子さんは大勢います。大切なのは「英語ができること」ではなく「英語ができない前提で、正しい学校とプランを選ぶこと」です。
なぜ英語力ゼロでも大丈夫なのか
「英語ができないのに、なぜ留学できるの?」——その理由は、カナダの私立高校には、英語が未熟な留学生を受け入れる仕組みが整っているからです。主に3つの仕組みがあります。🎯 ① ESL/EAL(英語学習支援)プログラム
EAL(English as an Second/Additional Language)は、英語を母語としない生徒のための英語サポートです。多くのインター型私立校が、通常授業と並行して、または入学初期に集中的に、生徒のレベルに合わせた英語指導を行います。英語ゼロで入学しても、EALで段階的に力をつけながら通常授業に移行していける設計です。
🌐 ② 英語力を入学条件にしない学校がある
特にインターナショナル型の学校では、英語スコアの提出を求めない、または参考程度にとどめる学校が多くあります。「入学時点の英語力」ではなく「これから伸びる可能性」を見てくれるため、英語ゼロでも門戸が開かれています。
🏠 ③ 英語漬けの生活環境そのものが最大の教材
寮やホームステイでの生活、多国籍な同級生との日常——留学環境そのものが、24時間の英語学習の場になります。机の上の勉強では得られない「使わざるを得ない環境」の力で、多くの生徒が数ヶ月で驚くほど英語を伸ばします。

マイルストーンカナダ芦田
「英語ができないと恥ずかしい思いをするのでは」と心配される親御さんは多いですが、実際の現場はまったく逆です。カナダのインター校には、世界中から英語ゼロの状態で来る生徒がたくさんいます。みんな同じスタートラインなので、英語ができないことを恥ずかしがる雰囲気はありません。むしろ「一緒に頑張ろう」という空気の中で、自然と話せるようになっていきます。最初の数ヶ月は静かだった子が、半年後には見違えるように話している——そんな姿を、私は何度も見てきました。
英語ゼロなら「学校選び」がすべて
英語力ゼロで留学を成功させる最大のカギは、学校選びを間違えないことです。同じ「私立高校」でも、英語ゼロの生徒に向いている学校とそうでない学校があります。🌐 インターナショナル型(英語ゼロ向き)
留学生の受け入れを主目的とした学校。EALが充実し、英語力を問わず入学できるケースが多い。初めは英語だけ学ぶ期間から、段階的に進級。同じ境遇の留学生が多く、安心してスタートできる。英語ゼロならまずこのタイプを検討するのが基本。⇒カナダのインターナショナルスクール詳細
🍁 ローカル型(一定の英語力が前提)
カナダ人学生と同じ授業を受ける学校。授業についていくために一定以上の英語力が求められる。英語ゼロで飛び込むと、授業で孤立してしまうリスクがある。英語力がついてから転校先として目指すのが賢い。⇒カナダのローカル・ボーディングスクール詳細
💡 ステップアップという考え方: 「まずインター型で英語の基礎を固めて、力がついたらローカル型の名門校へ転校する」という2段階の留学は、実際によくある成功パターンです。最初から背伸びをせず、今の英語力に合った学校からスタートするのが、遠回りに見えて一番の近道です。⇒転校について
渡航前にやっておくと安心なこと
「英語ゼロでもいい」とはいえ、まったく準備なしよりは、少しでも基礎に触れておく方がスムーズなスタートが切れます。無理のない範囲で、以下のような準備をしておくと安心です。中学レベルの基礎英文法をおさらいする――完璧である必要はまったくありません。be動詞・一般動詞・基本的な時制など、土台があるだけで現地での吸収スピードが変わります。
日常英会話のフレーズに耳を慣らす――挨拶、自己紹介、「わからない」「もう一度言って」など、最低限の“困ったときのフレーズ”を知っておくと、最初の数週間が楽になります。
「間違えてもいい」という心構えを持つ――英語ゼロの留学で一番大切なのは、実は英語力より度胸です。間違いを恐れず口に出す姿勢が、上達を何倍にも早めます。
サマーキャンプで“お試し”してみる――いきなり長期留学が不安なら、夏のサマーキャンプで短期間カナダの環境を体験するのも有効。英語漬けの環境を一度知っておくと、本番の不安が大きく減ります。
正直にお伝えしておきたいこと
ここまで「英語ゼロでも大丈夫」とお伝えしてきましたが、誠実にお伝えしておきたい現実もあります。- 最初の数ヶ月はつらい時期がある――言葉が通じないもどかしさ、孤独を感じる瞬間は、多くの生徒が通る道です。これは「失敗」ではなく、成長の過程で誰もが経験する自然なプロセスです
- 本人の「やる気」が結果を大きく左右する――環境の力は大きいですが、本人が話そうとしなければ英語は伸びにくい。親に言われて来ただけの状態だと、殻に閉じこもってしまうことも
- “魔法のように”すぐには話せない――「3ヶ月でペラペラ」を期待しすぎると、現実とのギャップに落ち込みます。半年〜1年かけて着実に伸びる、と考えるのが健全です
- サポート体制のある学校・エージェントを選ぶことが重要――つらい時期に相談できる相手が現地にいるかどうかで、乗り越えられるかが変わります
💡 つらい時期は「伸びる前ぶれ」: 英語がわからずもどかしい時期は、実は脳が英語を吸収している最中でもあります。この時期を乗り越えた先に、ある日ふっと言葉が出てくる瞬間が訪れます。だからこそ、最初のつらい時期を一人で抱え込ませない環境づくりが大切です。

マイルストーンカナダ芦田
「英語ができないから留学は無理」と諦めてしまうご家庭を見ると、もったいなく感じる事があります。英語は、留学の“結果”として身につくものであって、留学の“条件”ではありません。今できないからこそ、行く意味がある。むしろ英語ゼロから飛び込んだ子ほど、大きく成長して帰ってきます。このレベルの達成感は、人生でも何度も得られるものではありません。 大切なのは、お子さんの今のレベルに合った学校を選び、つらい時期を支える体制を整えること。そこさえ間違えなければ、英語ゼロは何の障害にもなりません。まずは気軽にご相談ください。




