
Ridley College(リドリー・カレッジ)は、1889年創立、130年以上の歴史を持つオンタリオ州セント・キャサリンズに位置する、カナダを代表する名門全寮制学校のひとつです。
IB Continuum(IBコンティニュアム)つまりPYP(3-12歳)、MYP(11-16歳)、DP(16-19歳)の3つのプログラムを一貫して提供する教育体系を提供し、かつOSSD(オンタリオ州高校卒業資格)の両方を取得できる体制を整えています。60カ国以上から375名以上の寄宿生が集まるオンタリオ州最大級のボーディングプログラムを誇ります。
学校のモットーは「Terar Dum Prosim(奉仕の中に燃え尽きよ)」。学業・スポーツ・芸術・奉仕活動を通じて「人生をよく生きる習慣」を育てる教育哲学は、創立以来一貫しており、10のボーディングハウスを中心とした濃密なコミュニティが、その哲学を日常生活の中で体現しています。

リドリーは、カナダのボーディングスクールの中でも「本物の伝統校」という雰囲気を強く感じる学校です。歴史ある石造りの建物と最新の設備が共存するキャンパス、それらに囲まれるような広いグラウンドは、訪れるだけで圧倒されます。カナダ人生徒と留学生が完全に混在するハウス制も、本格的な国際環境を求めるご家庭にお勧めします。
Ridley College 基本情報
| 学校名 | リドリー・カレッジ(Ridley College) |
| 所在地 | 2 Ridley Road, St. Catharines, Ontario L2R 7C3 |
| 創立年 | 1888年 |
| 学校形態 | 男女共学・私立(ローカル統合型・IB認定校) |
| 対象学年 | JK〜Grade 12 |
| 生徒数 | 約875名 |
| 留学生率 | 約25% |
| 教師1名あたり生徒数 | 8:1 |
| 滞在形式 | 全寮制(10のボーディングハウス) |
| 入学時期 | 9月 |
| 提供プログラム | IB PYP・MYP・DP、OSSD、EALサマープログラム |
| ホームページ | ridleycollege.com |
学校の概要・特徴
Ridley Collegeを他の多くのボーディングスクールと区別するのは、「ローカルとグローバルの融合」という点です。生徒の約半数はカナダ国内(特にオンタリオ州)の家庭から通う地元の学生で、残りが世界60カ国以上からの留学生です。
このバランスが生み出すのは、「留学生だけが集まるインターナショナルスクール」でも「カナダ人ばかりの地元校」でもない、本物の多文化環境です。
学校全体を貫く「Positive Education(ポジティブ教育)」の理念も特筆すべき点です。RidleyはカナダでPositive Educationを先導する学校として知られており、北米で初めて「Visible Wellbeing(見える化されたウェルビーイング)」認定を受けた学校でもあります。成績・結果だけでなく、生徒の幸福感・自己理解・レジリエンスを日常的に育てる仕組みが、学校の文化として根付いています。

キャンパス・施設

90エーカーの広大なキャンパスは、1889年の創立当時から受け継がれるヘリテージ建築と最新の学習環境が共存する、唯一無二の空間です。
石造りの礼拝堂や歴史ある校舎が並ぶ一方で、最新のアスレチックセンター・サイエンスラボ・ロボティクスラボ・2つの劇場(マンデヴィル・シアターほか)が整備されています。
スポーツ施設は特に充実しており、NHLサイズのアイスホッケーアリーナ・プール・テニスコート・10面の競技フィールド・フィットネスセンターなどを備えています。アイスホッケー・ボート競技(ローイング)・バスケットボール・フィギュアスケートなど14の対外試合スポーツが提供されており、スポーツ強化コースも設けられています。


アーツ施設も同様に本格的で、オーケストラ・ジャズバンド・演劇・映画制作・美術など75以上のクラブ・課外活動から選ぶことができます。週末プログラム(Saturday S.O.A.R.)では通常授業の枠を超えた探究学習や課外活動が展開され、キャンパスが週7日活気にあふれています。

ロケーション

セント・キャサリンズはオンタリオ州南部、ナイアガラ地域の中心都市です。トロント・ピアソン国際空港から車で約45分、ナイアガラの滝からはわずか数分という立地で、国際便での移動のアクセスが非常に良好です。バッファロー・ナイアガラ国際空港(アメリカ側)からも近く、アメリカからのアクセスも便利です。
ナイアガラ地域はカナダ有数のワイン産地としても知られ、豊かな自然と文化が共存するエリアです。大都市トロントの喧騒から離れた落ち着いた環境でありながら、必要なときにすぐアクセスできる距離感は、寄宿生活を送る生徒にとって理想的なバランスといえます。
全寮制・ハウス制について
Ridleyの全寮制の核心は「10のボーディングハウス」にあります。5つの男子ハウス・4つの女子ハウス・1つの下級生ハウスから構成され、各ハウスはそれぞれ独自のマスコット・カラー・チャント・伝統を持ちます。
重要なのは、ボーディング生だけでなくデイ(通学)生も同じハウスに所属する点です。この仕組みによって、寄宿生と地元生徒の境界線が溶け、キャンパス全体が真の意味でひとつのコミュニティとして機能します。

各ハウスにはHead of House・Assistant Head of House・Residence Donが配置され、学業・生活・メンタルの両面から生徒を支えます。
ハウス間の対抗戦(Bradley Shield・Bermuda Cupなど)は年間を通じた学校生活の大きな楽しみのひとつで、チームへの帰属意識と友情を深める役割を担っています。

ハウス制の「カナダ人と留学生が完全に混在する」という点は、留学先を選ぶ上で非常に重要だと思っています。留学生だけが集まるインターナショナルスクールでは得られない、本物のカナダ文化・英語・人間関係の中に飛び込むことができます。その分、入学当初のハードルは高いかもしれませんが、それを乗り越えた先に得られるものは格別です。
留学生のサポート体制
Ridleyは生徒の「ウェルビーイング(幸福感・精神的健康)」に学校として本格的に投資している珍しい学校です。各スクール(Lower・Middle・Upper)に専任のカウンセラーが配置されており、学業の悩みから生活上の不安まで、日常的に相談できる環境が整っています。
留学生向けには、夏のEAL(English as an Additional Language)プログラムが新入生のソフトランディングとして機能します。9月からの本入学前にキャンパス生活に慣れ、英語力を整えることができるため、初めてカナダで学ぶ生徒にとって特に有効です。入学後も、各教科の担当教師とハウスのスタッフがそれぞれの立場から継続的にフォローします。
セキュリティも充実しており、24時間体制でキャンパスを守る警備員が常駐しています。広大な敷地でありながら安全な環境が維持されているのは、こうした体制があるからです。
大学進学サポート
Ridleyの大学進学実績は際立っています。卒業生一人あたり平均8校から合格通知を受け取るというデータが示すように、丁寧な出願サポートが進学の成果に直結しています。
専任の大学進学カウンセラーチームは、志望校の選定・エッセイ作成・出願管理を個別に指導する事で、学生の進学プロセスをサポートしています。
進学先はカナダ国内(マギル大学・クイーンズ大学・マクマスター大学・トロント大学など)にとどまらず、アメリカ(UPenn・ジョンズホプキンス大学など)、イギリス、オーストラリアへの実績もあります。
IBとOSSDの両方を取得した生徒は、世界中の大学への出願において非常に有利な立場に立てます。
教育システム
Ridleyの教育の特徴を一言で表すなら「World Prep(世界への準備)」です。単に成績を上げるだけでなく、批判的思考・対話・探究・実世界への応用を重視した学習者中心のアプローチが、すべての学年・すべての科目を貫いています。
プログラム面では、IBのフルコンティニュアムを提供するカナダでも数少ない学校のひとつです。PYP(幼稚園〜Grade 5)・MYP(Grade 6〜10)・DP(Grade 11〜12)と、幼少期から高校卒業まで一貫したIBの教育哲学のもとで学ぶことができます。Grade 10ではIB MYPのディプロマも取得できます。
Grade 11・12では、フルIB DP・OSSDのみ・IBとOSSDのハイブリッドという3つの履修パターンから選択できます。特に「ハイブリッド」は、IBの一部科目とOSSAの科目を組み合わせることで、特定の分野に深く特化したい生徒や、幅広い科目を履修したい生徒に柔軟に対応できる仕組みです。
課外活動・サービス・リーダーシップもカリキュラムの重要な一部として位置づけられており、Round Squareのメンバー校として国際的な交流プログラム(マラウイ・グアテマラ・カナリア諸島・タイなどへのサービスラーニング遠征)にも参加できます。
料金
2026 -2027年の留学生ボーディング料金プランは以下の通りです。


※料金は年度・為替レートにより変動します。最新情報はマイルストーンカナダへお問い合わせください。




