
1911年創立、オンタリオ州オークビルに位置するAppleby College(アップルビー・カレッジ)は、カナダを代表する名門ボーディングスクールのひとつです。
60エーカーのキャンパスはレイク・オンタリオの湖畔に広がり、「カナダで最も優れた独立系デイ・ボーディングスクール」として国際的に評価されています。Grade 7〜12の約810名が在籍し、100%の卒業生が大学・カレッジへ進学するという実績を誇ります。
Applebly最大の特徴のひとつが「Grade 12全員ボーディング義務制度」です。最終学年の生徒は全員が寮生活を経験します。これは1911年の創立以来続く伝統で、自立心・責任感・多様な背景を持つ仲間との共同生活を通じて、大学・社会への準備を完成させるというApplebyの教育哲学の核心です。

Applebyはカナダで2校しかないG30スクール加盟校のひとつです。世界30校の名門校連盟であるG30はハーバード・イェールといった大学のリクルーターが重点的に訪問するネットワークで、大学進学の面での信頼性は抜群です。Grade 12での全員ボーディングという制度は、他の学校にはない独自の文化で、「高校最後の1年間を本物のボーディング生活で締めくくる」という経験は生徒にとって大きな財産になります。
Appleby College 基本情報
| 学校名 | Appleby College(アップルビー・カレッジ) |
| 所在地 | 540 Lakeshore Road West, Oakville, Ontario L6K 3P1 |
| 創立年 | 1911年 |
| 学校形態 | 男女共学・私立(ローカル統合型) |
| 対象学年 | Grade 7〜12(ボーディングはGrade 9〜12) |
| 生徒数 | 約810名(20カ国以上) |
| 滞在形式 | 全寮制(Grade 12は全員義務) |
| 入学時期 | 9月 |
| 提供プログラム | OSSD、AP・AP Capstone、Appleby College Diploma(ビジネス・STEM・クリエイティブアーツ・グローバルリーダーシップ専攻) |
| ホームページ | appleby.on.ca |
学校の概要・特徴
Appleby Collegeが他のボーディングスクールと一線を画す要素は、「幅広さへの徹底したこだわり」です。学業・スポーツ・芸術・サービス・アウトドア教育・グローバル体験——この6つの柱がすべてAppleby College Diplomaの必修要件として組み込まれており、特定の分野だけに秀でた生徒ではなく、「あらゆる面で高い水準を持つ人材」を育てることを目標としています。
G30スクール(世界30校の名門校連盟)のカナダ加盟2校のうちの1校であることは、Applebyの国際的な立ち位置を示す最もわかりやすい指標です。Round Squareのメンバー校でもあり、国際的な奉仕活動・海外体験プログラムへのアクセスが学校の文化として根付いています。卒業生の8,000名以上がBlue Dogsとして世界中で活躍しており、そのネットワークが在校生へのメンタリングや大学進学支援にも活かされています。
キャンパス・施設

60エーカーのキャンパスはレイク・オンタリオの南岸に接しており、キャンパスの南端が湖に面しています。古典的なアングリカン様式のジョン・ベル礼拝堂(イヌイット作家Kenojuak Ashevakのステンドグラス窓を持つ)と、最新の施設が共存する美しいキャンパスです。
施設面では5面の競技フィールド・アイスホッケーアリーナ・体育館・20mプール・テニスコート(5面)・スカッシュコート(3面)・サイエンスラボ・ヘルスセンターが揃っています。
さらに8万平方フィートを超えるA.W.B.アラムナイセンター(アスレティクス&学生生活センター)が近年整備され、屋内スポーツ・トレーニング施設が大幅に拡充されました。ボーディングハウスは4棟(Baillie House・Walker House・Colley House・Powell's House)で構成されています。
ロケーション
オークビルはトロントから西へ約50km、車で30〜40分の距離に位置するオンタリオ湖畔の都市です。トロントの都市機能へのアクセスを保ちながら、湖・公園・緑の多い落ち着いた住宅地という環境が共存しており、安全で生活しやすいエリアとして評価が高いです。
トロント・ピアソン国際空港からも車で約30分というアクセスの良さは、世界各国から生徒が集まる寄宿制学校にとって重要なポイントです。周辺にはショッピングセンター・飲食店・文化施設が充実しており、週末の生活も豊かです。
全寮制・Grade 12ボーディング
ApplebyのボーディングプログラムはGrade 9〜12を対象としており、4棟のボーディングハウスに生徒が分かれて生活します。各ハウスには専任のハウスマスターとスタッフが配置されており、学業・生活・精神面の両方をサポートします。ボーディング生とデイ生が同じ学校コミュニティの中で学ぶことで、地元カナダ人生徒と留学生の自然な交流が生まれます。
特筆すべきはGrade 12(最終学年)全員ボーディング制度です。デイ生であっても最終学年は寮に入ることが義務付けられており、これはカナダの私立学校の中でも非常に珍しい慣習です。「最後の1年を仲間と共に過ごし、互いに支え合って大学へ向かう」というApplebyの哲学を体現した制度で、卒業生の多くがこの1年間を学校生活の中で最も印象に残る時期として語ります。
留学生のサポート体制
Applebyは20カ国以上から留学生を受け入れており、多文化共生がキャンパス文化の重要な一部として位置づけられています。ボーディングライフカリキュラムでは、異なる文化・言語・国籍を持つ生徒が共に生活する中で生まれる相互理解を積極的に育てます。
英語サポートはTOEFL・TOEFL Jr.・IELTS・Duolingoなど複数の英語力証明を入学要件として受け付けており、英語力に応じたサポートが入学後も継続されます。インターカルチャーラーニングプログラムでは、海外の文化理解を深める国際体験が全生徒に提供されます。奨学金・バーサリープログラムは年間$5.7百万CAD以上が提供されており、約20%の生徒が何らかの経済的支援を受けています。

大学進学サポート
専任の大学進学カウンセリングチームが、志望校の選定から出願書類・エッセイのサポートまで個別に対応します。G30スクールネットワークを通じてアイビーリーグを含む世界トップ大学のリクルーターとの関係が強く、卒業生の進学先はプリンストン・コロンビア・ハーバード・MITなど世界最高峰の大学に及びます。
AP(Advanced Placement)とAP Capstoneのリーディングスクールとして認定されており、在学中にAPの単位を取得することで大学進学後のアドバンテージを得られます。Appleby College Diploma(独自卒業資格)とOSSD(オンタリオ州高校卒業資格)の両方を取得して卒業します。
教育システム
Applebyはリベラルアーツの教育哲学を基盤とし、APプログラムを中心とした独自のカリキュラムを展開しています。
IBは提供していませんが、21科目以上のAPコース・AP Capstone・独自ディプロマの4専攻(ビジネス・STEM・クリエイティブアーツ・グローバルリーダーシップ)という充実した選択肢があります。
Appleby College Diplomaの取得には、グローバル体験(海外学習プログラムへの参加)が必修要件として含まれています。国内外への奉仕活動・文化体験・探究学習がカリキュラムに組み込まれており、「学業以外の経験」が正式な卒業要件として評価されます。課外活動は23以上のクラブ・活動から選択でき、スポーツ・芸術・奉仕活動の各分野で対外試合・発表の機会が豊富です。
テナガミ・北方キャンパス
Applebyが持つ「第2のキャンパス」ともいえる場所が、ノーザンオンタリオ州テナガミ湖畔のS. Bruce McLaughlin Northern Campusです。1973年に設立されたこの野外教育施設では、「Northward Bound」プログラムとして全生徒がカヌー・登山・野外サバイバルなどのアウトドア体験に参加します。Upper One(Grade 9)とUpper Two(Grade 10)では必修プログラムとなっており、教室では得られない自己発見・チームワーク・リーダーシップを育てる場として機能しています。
料金
留学生の2026-27年度料金はこちらです。

Applebyは非営利法人として運営されており、収益は学校プログラム・施設・奨学金に全額再投資されます。経済的支援は必要性に基づいて審査されており、支援内容は機密扱いです。詳細は公式サイトの料金ページまたはマイルストーンカナダへお問い合わせください。




