
「英語はある程度できるはずなのに、実際の授業についていけるか不安」
これは、入学を控えたご家庭からとてもよくいただく相談です。英語力ゼロの不安(英語力ゼロでもできる?の記事)とはまた別の、「入学した後、実際の授業という現場で通用するか」という、もう一段階先の不安です。
結論からお伝えすると、最初のうちは多くの生徒がついていけないと感じます。そしてほとんどの生徒が、数ヶ月のうちに慣れていきます。このページでは、なぜ「ついていけない」と感じるのか、学校側にどんなサポートがあるのか、そして具体的にどう乗り越えればいいのかを整理します。
「授業についていけない」という感覚は、ひとくくりにできません。実際には、いくつかの異なる原因が組み合わさっています。まずは原因を分解してみましょう。
ネイティブの先生の話すスピードは、教材の英語よりずっと速く感じられます。特に最初の数週間は「聞き取れているようで、実は半分も理解できていない」という状態になりがちです。これは英語力の問題というより、「慣れ」の問題である場合がほとんどです。
日常英会話はできても、数学・理科・歴史などで使われる教科特有の単語や言い回しは別物です。「日常会話は問題ないのに、授業になると急にわからなくなる」という現象は、専門英語に慣れていないだけのことが多いです。
カナダの授業は、日本より発言・議論・グループワークを重視する傾向があります。「先生の話を静かに聞く」スタイルに慣れていると、いきなり意見を求められる授業に戸惑いやすくなります。
日本の文化では、授業中に「わかりません」と言うことに抵抗を感じる生徒が多くいます。しかしカナダでは、質問すること自体が積極的な姿勢として評価される文化があります。この違いに気づかず、わからないまま黙って座り続けてしまうケースが少なくありません。

「授業についていけません」という声を聞く事はありますが、そのほとんどは一時的なものです。特に最初の1〜2ヶ月は、誰もが同じようにつまずきます。大切なのは、その状態を「自分には向いていない」と結論づけないこと。多くの場合、原因は英語力そのものより、授業のスタイルやスピードに慣れていないだけです。慣れの問題は、時間が解決してくれます。
「ついていけない生徒」は想定内の存在です。多くのカナダの私立高校、特にインター型の学校では、留学生が授業に慣れるまでのサポート体制が整っています。
ホームシックと同じように、授業への適応にも時間的な波があります。今どの段階にいるかを知っておくと、見通しが立ちやすくなります。

最初の1〜2ヶ月がつらいのは、ほぼ全員に共通しています。大切なのは、この時期の状態だけを見て「うちの子には無理かもしれない」と判断しないことです。半年後、1年後には、見違えるように授業に馴染んでいる生徒がほとんどです。焦らず、まずは目の前の小さな一歩——今日は一つ質問できた、といった積み重ねを大事にしてください。
- わからないことをそのままにしない
- 授業後に先生に個別で聞きに行く習慣をつける
- 予習・復習で授業の負担を減らす
- 「完璧に理解する」より「7割理解」を目標にする
- 同じ授業を受ける友人と情報交換する
- 成績や理解度をすぐに求めすぎない
- 「ついていけている?」より「困っていることはある?」と聞く
- 学校のサポート体制(EAL等)を事前に確認しておく
- 現地のエージェント・学校と連携し、状況を把握する
- 本人の小さな進歩を具体的に認める
「授業についていけるか不安」という方には、EAL・チュータリング体制が特に充実している学校をお勧めします。以下の3校は、スタートが心配な方へ安心してご提案できる、弊社のお勧め学校です(留学生の学習サポートに力を入れている)。
「授業についていけないかも」という不安は、多くの留学生が最初に感じるものです。しかし、原因の多くは「英語力そのもの」というより「慣れ」の問題であり、時間とともに解消されていきます。学校のサポート体制をうまく活用し、焦らず一歩ずつ進めば、多くの生徒が半年〜1年で授業に馴染んでいきます。
そして、そもそも英語力に合った学校を選ぶことが、最大の予防策になります。EAL・チュータリング体制が充実した学校を選べば、つまずいたときの支えが最初から用意された状態でスタートできます。
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