
このページでは、マイルストーンカナダがサイトで紹介しているお勧め校を、費用・規模・留学生比率といった客観的な数字をもとに並べ替えてご覧いただけるようにしました。
ただし、学校選びに絶対の1位や順位はありません。学費が最も高い学校が最も良い学校ではありませんし、留学生が少ない学校が誰にとっても正解でもありません。大事なのは「自分にとっての1位」を見つけるための軸を持つことです。このページは、その軸を手にして頂くために作りました。

正直に申し上げると、私はランキングという形式があまり好きではありません。学校には向き不向きがあるだけで、優劣ではないからです。それでも作ったのは、順位そのものではなく比較の軸をお伝え出来ると思ったからです。最初の段階で候補が絞れず動けなくなるご家庭が多いのは、経験からわかっています。まずは数字で並べて、自分たちが何を重視しているのかに気づくきっかけになればと思います。
ランキングの作り方と数字の見方
最初に、このページの作り方を掲載します。「ランキングもの」は作り手の意図が入りやすいので、どう作ったかを隠したまま順位だけ見せるのは誠実ではないからです。
- 掲載校の範囲:マイルストーンカナダが当サイトで紹介している学校を対象としました。カナダの私立高校を全て網羅したものではありません。
- 数字の出典:各学校の公式サイトで公開されている情報をもとにしています。
- 費用は概算です:学費と滞在費を合算した年間総額の目安で、留学生向けの料金区分がある場合はその区分を使っています。入学金・保険・制服・航空券などの諸経費は含みません。学校ごとに含まれる項目が異なるため、正確な比較には個別の見積もりが必要です。
- 提携の有無で順位は変わりません:当社の意図で特定の学校を優遇して上位に置くことはしていません。
費用は為替と年度によって変動します。ここでの金額はあくまで学校の規模感をつかむための目安としてご覧ください。日本円での総額や、ご家庭の状況に応じた実際の費用感については、無料相談で個別にご案内しています。
目的別のおすすめ校
数字のランキングに入る前に、目的ごとに、当社がご提案に含める事が多い学校を挙げます。ここだけは客観データではなく、カウンセラーの判断が入った推薦です。全寮制と通学型の両方から選んでいます。
全寮制から選ぶ
通学型から選ぶ
約 40,000 CAD
バンクーバーの都市部で学びたい
バンクーバー中心部の立地で全校120名。寮生活ではなく、都市での暮らしを希望する場合の選択肢。
学費が高い順|全寮制ベスト10
まず費用の上限から見ていきます。年間10万カナダドルを超える学校は、いずれも歴史あるローカル型のボーディングスクールです。カナダ人の生徒が大半を占め、施設やスタッフ配置に厚みがあります。日本円ではおおよそ1,100万円前後(1カナダドル110円換算)という水準、また費用は概算です。
| 順位 | 学校名 | 年間費用の概算 | タイプ | 最寄り都市 |
| 1 | セント・ジョージズ・スクール | 約105,200 CAD | ローカル型 | バンクーバー |
| 2 | ブレントウッド・カレッジ・スクール | 約105,000 CAD | ローカル型 | ビクトリア |
| 3 | ショーニガン・レイク・スクール | 約104,640 CAD | ローカル型 | ビクトリア |
| 4 | セント・マイケルズ・ユニバーシティ・スクール | 約101,290 CAD | ローカル型 | ビクトリア |
| 5 | アップルビー・カレッジ | 約97,400 CAD | ローカル型 | トロント |
| 6 | リドリー・カレッジ | 約94,350 CAD | ローカル型 | セントキャサリンズ |
| 7 | アルバート・カレッジ | 約94,000 CAD | ローカル型 | トロント |
| 8 | レイクフィールド・カレッジ・スクール | 約93,000 CAD | ローカル型 | トロント |
| 9 | ブランクサム・ホール | 約92,000 CAD | ローカル型 | トロント |
| 10 | グレンライオン・ノーフォーク・スクール | 約90,200 CAD | ローカル型 | ビクトリア |
上位に入る学校の多くはブリティッシュコロンビア州のバンクーバー島に集まっています。広大な敷地と専用施設を持ち、生徒の大半が寮で生活するという共通点があります。費用が高い理由は、教員数の多さ、施設の維持費、そして週末や長期休暇中も学校が生活の場として機能していることにあります。単純に「高い=質が良い」ではなく、学校が生活のどこまでを引き受けているかの差だと捉えるのが実態に近い見方です。
学費が安い順|全寮制ベスト10
続いて費用を抑えられる全寮制校です。上位には留学生比率の高いインターナショナル型が並びます。同じ全寮制でも、上のランキングの学校とは年間で5万カナダドル以上の差が出ます。
| 順位 | 学校名 | 年間費用の概算 | タイプ | 最寄り都市 |
| 1 | ローリエイト・カレッジ | 約50,000 CAD | ローカル型 | トロント |
| 2 | コロンビア・インターナショナル・カレッジ | 約51,000 CAD | インター型 | トロント |
| 3 | ブロンテ・カレッジ | 約51,200 CAD | インター型 | トロント |
| 4 | ボドウェル・ハイスクール | 約58,000 CAD | インター型 | バンクーバー |
| 4 | J.アディソン・スクール | 約58,000 CAD | インター型 | トロント |
| 6 | フルフォード・アカデミー | 約61,750 CAD | インター型 | オタワ |
| 7 | ブルックス・ウェストショア | 約67,000 CAD | ローカル型 | ビクトリア |
| 8 | セント・ジョンズ・アカデミー(ショーニガン・レイク) | 約67,250 CAD | ローカル型 | ビクトリア |
| 9 | アシュベリー・カレッジ | 約84,700 CAD | ローカル型 | オタワ |
| 10 | セント・マーガレット・スクール | 約88,000 CAD | ローカル型 | ビクトリア |

この2つの表を並べて見ると、同じ「カナダの全寮制」でも倍以上の開きがあることに驚かれると思います。ただ、安い学校が劣っているわけではありません。インター型の学校は留学生の受け入れに特化しているぶん、企業努力を重ねており、そして日本人が入りやすく、サポートも整っています。予算を先に決めてから学校を見たほうが、結果的に満足度が高いのは明らかです。
通学型の学費が安い順
寮を使わず、ホームステイや保護者の帯同で通学する形を選ぶ場合、学費だけを見れば費用は大きく下がります。ただし滞在費が別途かかるため、総額では全寮制と大きく変わらないケースもあります。
| 順位 | 学校名 | 年間費用の概算 | 最寄り都市 |
| 1 | コキットラム・カレッジ | 約31,000 CAD | バンクーバー |
| 2 | アーバン・インターナショナル・スクール | 約38,000 CAD | トロント |
| 3 | アレクサンダー・アカデミー | 約40,000 CAD | バンクーバー |
| 4 | セント・ジョンズ・アカデミー(バンクーバー) | 約41,000 CAD | バンクーバー |
| 5 | TAIEインターナショナル | 約43,000 CAD | トロント |
| 6 | アバディーン・ホール | 約63,000 CAD | ケロウナ |
通学型を選ぶ場合、学校の費用よりも滞在先の質が留学の成否を左右します。ホームステイ先との相性、通学時間、家庭のルールなど、学校のパンフレットには載らない部分が生活の大半を占めるためです。費用の総額についてはカナダ高校留学の費用の「現実」で詳しく解説しています。
学校規模で選ぶ
規模は費用ほど注目されませんが、留学生活の実感を最も大きく左右する要素のひとつです。少人数校は教員の目が届きやすく、代表チームやリーダー役に手を挙げやすい環境です。一方で人間関係が固定されやすく、合わない相手がいたときの逃げ場は少なくなります。大規模校はその逆で、選択肢と多様性がある代わりに、自分から動かないと埋もれます。
生徒数が少ない学校
| 学校名 | 全校生徒数 | 全寮制 | 最寄り都市 |
| フルフォード・アカデミー | 約60人 | あり | オタワ |
| セント・ジョンズ・アカデミー (バンクーバー) |
約70人 | なし | バンクーバー |
| コキットラム・カレッジ | 約100人 | なし | バンクーバー |
| ローリエイト・カレッジ | 約100人 | あり | トロント |
| アレクサンダー・アカデミー | 約120人 | なし | バンクーバー |
| アルバート・カレッジ | 約200人 | あり | トロント |
| セント・ジョンズ・アカデミー (ショーニガン・レイク) |
約200人 | あり | ビクトリア |
| J.アディソン・スクール | 約250人 | あり | トロント |
生徒数が多い学校
| 学校名 | 全校生徒数 | 全寮制 | 最寄り都市 |
| アッパー・カナダ・カレッジ | 約1,280人 | あり | トロント |
| セント・ジョージズ・スクール | 約1,200人 | あり | バンクーバー |
| セント・マイケルズ・ユニバーシティ・スクール | 約1,000人 | あり | ビクトリア |
| ブランクサム・ホール | 約900人 | あり | トロント |
| リドリー・カレッジ | 約875人 | あり | セントキャサリンズ |
| アップルビー・カレッジ | 約800人 | あり | トロント |
| コロンビア・インターナショナル・カレッジ | 約800人 | あり | トロント |
| アバディーン・ホール | 約750人 | なし | ケロウナ |
留学生比率で選ぶ
留学生比率は、英語環境の濃さを判断する最も分かりやすい指標です。ただしこの数字は順位で並べても意味がありません。学校によって定義が違うためです。「カナダ国籍以外」を留学生と数える学校もあれば、「北米以外の出身者」だけを数える学校もあります。同じ学校でも、どちらの定義を使うかで数字が倍近く変わることがあります。
また、留学生比率は入学年度ごとに変動します。1位から順に並べたところで、その順位は翌年には入れ替わっています。そこでこのページでは、順位ではなくおおよその傾向が分かるレンジで分類しました。
| 留学生比率の目安 | 該当する学校 |
| 10%未満 | アバディーン・ホール/アッパー・カナダ・カレッジ |
| 10〜30% | セント・ジョージズ/ブランクサム・ホール/アシュベリー/ショーニガン・レイク/ピカリング/グレンライオン・ノーフォーク/ブレントウッド/リドリー/セント・マイケルズ/セント・ジョンズ(ショーニガン)/セント・マーガレット/セント・アンドリューズ/レイクフィールド/ブルックス・ウェストショア |
| 30〜60% | アップルビー/アルバート/ローリエイト |
| 60%以上 | アレクサンダー/フルフォード/J.アディソン/コキットラム/TAIE/ボドウェル/セント・ジョンズ(バンクーバー)/ブロンテ/アーバン・インターナショナル/コロンビア・インターナショナル |

留学生が少ない学校を希望される方もいらっしゃるのですが、その環境で最初の半年どう乗り切るかまで想像する事をお勧めします。授業も寮も英語だけ、周りは殆どネイティブ(学校によって)という状況は、英語力が伸びる代わりに、精神的な負担も初めは高くなりがちです。最初はサポートの厚い学校から始めて、あとで転校するという選び方も十分に現実的です。最初の1校で完結させる必要はありません。
IBを提供している学校
国際バカロレア(IB)は世界共通の教育プログラムで、日本を含む各国の大学入試で活用できます。掲載校のうちIBを提供しているのは以下の9校です。IBは学校の質を示す指標ではなく、あくまでカリキュラムの選択肢のひとつですが、進路の幅を広げたい場合の判断材料になります。
| 学校名 | 全寮制 | タイプ | 最寄り都市 |
| アッパー・カナダ・カレッジ | あり | ローカル型 | トロント |
| ブランクサム・ホール | あり | ローカル型 | トロント |
| リドリー・カレッジ | あり | ローカル型 | セントキャサリンズ |
| アシュベリー・カレッジ | あり | ローカル型 | オタワ |
| グレンライオン・ノーフォーク・スクール | あり | ローカル型 | ビクトリア |
| セント・マーガレット・スクール | あり | ローカル型 | ビクトリア |
| ブルックス・ウェストショア | あり | ローカル型 | ビクトリア |
| セント・ジョンズ・アカデミー(ショーニガン・レイク) | あり | ローカル型 | ビクトリア |
| ボドウェル・ハイスクール | あり | インター型 | バンクーバー |
IBの仕組みや、カナダの州カリキュラム(BC州のDogwood Diploma、オンタリオ州のOSSD)との違いについては、IBとはで解説しています。
「名門」を順位化できない理由
名門校のランキングを検索される方も多いようですが、カナダの私立ボーディングスクールに公的な学力ランキングは存在しません。日本の偏差値のような、学校を一列に並べる共通指標はないのです。
州によっては公立校を含めた学力調査が公表されていますが、私立のボーディングスクールは対象外か、比較可能な形では扱われていません。進学実績を並べても、上位校の多くがトロント大学、ブリティッシュコロンビア大学、マギル大学といった同じ主要大学を挙げるため、差がつきません。したがって「名門ランキング」を作れば、それは作り手の主観を客観に見せかけたものになります。
それでも学校の性格を測る手がかりはあります。参考になるのは次の3点です。
- 加盟団体:CAIS(Canadian Accredited Independent Schools)は独立した外部評価を通過した学校のみが加盟できます。加盟の有無は、一定の運営水準を満たしていることの目安になります。⇒CAISとは?
- 創立年と規模:長く続いている大規模校は、卒業生ネットワークと財政基盤が厚い傾向があります。ただしこれは学習環境の良さとは別の話です。
- 提供プログラムの幅:IBやAPをどこまで揃えているかは、学力上位層への対応力を示します。ただし科目数が多いことが、お子さんに合うことを意味するわけではありません。
学校の「格」より、お子さんとの相性のほうが留学の成否を決めます。この点については後悔しない学校選び。予め知っておくべき「2つのタイプ」で詳しく書いています。
学校を絞り込むための次のステップ
ここまでの表で、費用と規模のおおまかな相場感はつかんでいただけたと思います。次は、複数の条件を組み合わせて候補を絞る段階です。
- 学校比較マップを使う:学校比較マップでは、費用・留学生比率・生徒数の3つを同時にグラフで確認できます。並べ替えのできる一覧表もあります。
- 学校一覧から探す:カナダ私立高校一覧では、州・学校タイプ・全寮制の有無などの条件で絞り込めます。
- タイプの違いを理解する:インター型とローカル型の違いを先に理解しておくと、候補が半分に絞れます。
- 全寮制か通学かを決める:全寮制と通学型の比較で、それぞれの向き不向きを整理しています。
なお、このページのランキングは今後も掲載校の追加に合わせて更新していきます。次回の更新では、クラブ活動の充実度と留学生サポート体制という2つの軸を追加する予定です。どちらもご相談の際に必ず話題になる、実際の学校生活を大きく左右する要素です。





