「語学留学」をする場合の費用の目安について解説します。
まずはマイルストーンカナダの経験則から出した一般的な費用をご覧下さい。
12週 (3ヶ月) |
24週 (6ヶ月) |
48週 (1年) |
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学校 | 授業料 | $4,000 | $7,500 | $14,000 |
入学金 教材費 |
$270 | $390 | $630 | |
生活 | 生活費 | $4,500 | $9,000 | $18,000 |
交通費 | $360 | $720 | $1440 | |
その他 | 学生ビザ | $235 | $235 | $235 |
航空券 | $2,000 | $2,000 | $2,000 | |
保険 | $170 | $340 | $680 | |
合計 | $11,535 (約121万円) |
$20,185 (約212万円) |
$40,585 (426万円) |
※節約を心掛けた計画を想定しています
※1ドル=105円で換算
※生活費は家賃と食費の合算で月1200ドルを想定
※交通費は都市・距離により変化が大きいため、中間値として月120ドルと設定
上記見積もりは目安であり、ここから上下数十万円の範囲とお考え下さい。出費は簡単に増やせますが、工夫で抑える事も出来ます。
またワーキングホリデーでも半年まで通学が可能です。ワーホリなら1年間常にアルバイトが出来ますので、出費は合計100万円単位で抑える事が出来ます。(例:週20時間程度のアルバイトなら最低月1300ドル、年間150万円以上)
ワーキングホリデーの詳しい出費についてはワーホリシロップをご覧下さい。
ポイント
・上記見積りから数十万円は上下する・交通費は環境により大きく異なる
・保険は現地の民間保険で設定
・交際費、外食は含まれない
では各項目について詳しく説明します。
学費
語学学校の授業料はおおよそ1300~1500ドル位が平均です。ここで計算したのは一般的な金額ですが、工夫によって抑える事も可能です。
学校によっては弊社で割引が可能な学校もありますし、授業料は長期になるほど割安になるため延長する可能性があるなら初めから長期で申し込んだ方が節約になります。送金方法・為替レートなどに注意する事でも節約できる場合もあります。時期によりキャンペーンで割安になる事もありますので、最新情報などは是非カウンセラーにお尋ね下さい。
学費の大部分は授業料ですが、入学金・教材費もあります。教材はテキストの場合もあれば、毎回コピーの配布で行うケースもあります。
例)
入学金:150ドル前後
教材費:10ドル/週(例:3ヶ月なら12週で120ドル)
生活関連
【生活費】
ここでは生活費=家賃、食費、光熱費です。生活スタイルで変わりますが月1,300~1,500ドルを前提としました。
(家賃)コロナ禍で物価上昇が進み、家賃も上昇しています。ホームステイ代は食費込みで1000ドルを越え、またシェアルームは800~1000ドル前後(家賃・光熱費)を考えると無難です。アパート等で独り暮らしする場合はこの2~3倍となるためシェアを基本とした計算です。
(食費)自炊すると月200ドル前後で抑える事も十分可能です。アジア系のスーパーでは割安の食材が見つかりますし、ダラーストア(1ドル均一の店、今は1ドル商品は少ないですが格安商品が並ぶ)で調味料や缶詰など購入出来ます。是非地元でお得な生活スタイルを見つけて下さい。なおホームステイ料金は食事代が通常は含まれています。(参考:カナダ生活の節約術)
【交通費】見落としがちですが交通費もトータルではそれなりの出費になりますが、都市や移動距離、生活スタイルでかなり差が出ます。
バンクーバーは移動距離によって3段階のゾーン制となり、一ヶ月の定期は1ゾーン$107.3、2ゾーン$143.50ドル、3ゾーン$193.80ドル(2024年時点)となります。ただダウンタウンのアパートでシェアしながら徒歩で通学・通勤すれば「交通費ゼロ」も可能です。一方トロントのバス・地下鉄網はゾーンが無く統一料金で、PRESTOと呼ばれる月間パスが156ドル(2024年時点)となります。
参考:バンクーバーの交通機関、トロントの交通機関
ビザ
ここでは学生ビザ申請を前提に235ドル(2022年6月時点)としています。現地で学生ビザを延長する場合は150ドルが延長時に発生します。またワーホリの場合335ドルを申請時に支払います。
航空券
一年以内の往復航空券を約2000ドルと想定しました。減便や燃油高の影響もあり、コロナ以前よりも割高傾向が続いています。(2022.6時点)
一般的に経由地が多かったり縛りが多いもの(変更不可、返金不可など)は安くなります。ただコロナ禍を通して以前よりも直行便が多く利用されており、その場合ANA、JAL、エアカナダの3択になります。直行便でも、ルール変更・運休、サーチャージの変動などもあるため、早い段階から旅行会社と相談される事をお勧めします。(知識不足による混乱を避けるため、ネットの安いチケットをご自分だけで購入するのはあまりお勧め出来ません)
お勧めは留学専門の旅行代理店です。⇒留学専門の旅行代理店相談フォーム
チケットタイプは一年以内に往復するなら「1年オープン」を購入し帰国日をあとで変更、帰国が一年以上先になる場合は「片道」で渡航しましょう。⇒航空券の基礎知識
なお学生ビザやワーキングホリデーの場合、期間に限らず片道航空券でも入国出来ます(ただし帰りのチケットを購入できる証明が出来る事が条件とされています)。
保険
ここの見積りでは、一日2ドル弱で加入出来る日系の現地保険代理店ブリッジズインターナショナルを元に計算しています。必要な内容に絞る事でコスパの良い保険商品となっているため、節約はの方へお勧めしています。
留学中は医療保険に加入する事が義務とされており、未加入だと学校初日に強制的に加入する事になります。日本の大手保険会社が販売する総合パッケージ、または現地の民間保険会社が提供する医療のみの保険、そしてカナダの公的な健康保険制度などがあります。
大手保険会社のパッケージは通常一年間で20万円はするのが当たり前ですが、現地の保険は医療に絞っていたり自分でクレームする必要がありますが出費を大きく抑える事が出来ます。
留学保険について詳しくはこちらをご覧下さい。なおBC州に学生ビザで6ヵ月以上滞在する場合、州の保険に加入する義務があります。
その他の費用
このページの概算に含まれない費用もあります。一番大きいのは例えば交際費や買い物、小遣いなどです。
留学の醍醐味は勉強以上に新しい人との交流ですから、お知り合いとお茶したり食事したり、小物や服を購入したり、遊びに行ったり・・といった出費が出るのは当然です。ただ交際費などは極限まで抑える事も出来れば無限に増える事も出来るカテゴリで想定が難しいため、含めていません。