2024年ビザルール変更について

2024年1月、学生ビザ関連で大きな変更がアナウンスされました。最新情報の要約を記載します。これらの措置は二年間有効で、2025年末に再評価を行う予定。
更新日:2024/3/27

学生ビザ発行数の上限とPAL制度

  • 2024年の学生ビザ発行数に上限が設定され、全体で36万件の予定となりました。(前年から35%減)
  • 2024/1/22以降の学生ビザ申請はPAL(provincial attestation letter)と呼ばれる書類が必要となった。
  • PALの配分は人口などを考慮し州毎に設定された(例:ON州235,000、BC州83,000)。
  • ただし小・中学生、高校生、修士課程、博士課程の学生は上限の影響を受けない。

<PALが不要なケース>
・小・中学校、高校、修士課程、博士課程の学生
・カナダ在住で、学生ビザの延長をする人
・カナダ在住で、就労ビザ保持者(ワーホリ等)
・カナダ在住で、DLI校で交換留学をしている人
・カナダ在住で、6ヶ月以上有効な一時滞在ビザを持っている
他(詳細はこちらのページ参照

日本から渡航し学生ビザで「私立・公立のカレッジ・大学」「語学学校」へ通う予定の方は、PALが無いとビザ申請が出来ませんのでご注意ください。ただ6か月以下の語学学校の通学は観光(ビザ無し)で引き続き通学が可能です。

ON州について

3/27の発表で、学生ビザの申請許可についてアナウンスされました。

  • ON州全体で235,000件のPALが割り当てられた
  • 96%が公立カレッジ・大学、4%が語学学校、私立大学へ割り当てられる。
  • キャリアカレッジ(私立専門学校)には割り当てられない。
  • 需要の高い業界のプログラムへ優先的に配分される
  • 各校の2023年の学生数レベルは超えない
  • 留学生数は、各校の2023年のカナダ人学生(初年度)の55%を超えない(高い需要のある分野を除く)。

BC州について

3/1の発表

  • BC州のPALの発行は3/4から開始
  • BC州全体で83,000件のPALを割当(昨年の申請数97,000)
  • 比率は公立が53%、私立が47%

3/4以降に入学手続きを終えると、LOA(入学許可証)に加えPALレターを学校から受け取ります。この2点を学生ビザ申請にご利用下さい。

その他

  • 今後2年間に新しく設置された学校(post-secondary)には留学生の入学を許可しない。
  • 私立学校は今後、州が留学生の英語力の入学条件を設定する。
  • 公立のPost-secondary学校は、学生が卒業までに発生する学費レベルを明示し、学費の透明性を高めなければならない。

その他、州が私立学校へより頻繁な審査をするなど、学校間へ厳しい基準を設定するなどの指針が明示されました(詳細)。

オフキャンパス就労の時間

2024/4/29の発表にて、秋からオフキャンパス就労対象の学生は、就労時間を現状の週20時間から週24時間に変更される計画と発表されました。

働ける時間が、元々の週20時間から2割増えた事になります。
カナダ・アメリカの研究では学生が「週24時間以上働くと中退する可能性が高まる」ことも背景として語られています。 詳細はまた追って発表されるとのこと。

経緯:もともと「週20時間」だったオフキャンパス就労の上限は4/30まで撤廃されて無制限でした(対象:去年12/7までにビザ申請していたオフキャン対象の学生)。
この撤廃は4/30をもって一旦終わる(=週20時間に戻る)のですが、秋から正式に週24時間に増える見込みとの事です。

配偶者Open Work Permitの要件変更

1/22発表日から数週間以内に以下のルールが施行される。

  • 修士および博士課程の学生の配偶者は、引き続き配偶者就労ビザの申請が出来る。
  • カレッジ・大学レベルの学生の配偶者は就労ビザを申請出来ない
夫婦または家族留学で配偶者が働く計画だった場合、計画(特に収入面)の吟味が必要かもしれません。

PGWP(ポスグラ)申請対象の変更

  • 2024/9/1以降、私立カレッジが公立カレッジプログラムを提供する制度(PPP)がPGWPの対象外となる。(主にON州)
  • 修士課程の卒業生は2024/2/15以降、プログラム期間に関わらず3年間のPGWP申請の対象となる。
PPPは主にON州で提供されていましたが、日本人の学生はわずかでした。また今後、修士・博士課程の学生は、2年未満のプログラムでも条件を満たしていれば3年間のPGWPがもらえる予定です。

情報ソースなど