カナダで仕事を探す方法|採用率アップのコツとは?

カナダで仕事を探す前の事前準備

カナダで仕事を探す前にしっかりと準備を整えましょう。カナダに来てすぐに仕事探しを始めても良いですが、渡航後に最低限必要な手続きはあります。以下で必要な項目を確認しておきましょう。

  • SIN(social insurance number)の取得
  • 現地の銀行口座開設
  • 携帯番号・メールアドレス
  • 現地での住所
  • 有効なワークパーミットの取得
  • 履歴書(レジュメ)の作成

弊社の会員様向けに履歴書(レジュメ)の添削サービスを行なっています。

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また上記の手続きについては、弊社を利用した場合、渡航後オリエンテーションで詳しくご説明しております。カナダ留学をご検討中の方はお気軽に弊社までご相談ください。

カナダの仕事探しで使える求人サイト

カナダの仕事探しでは、オンラインの求人サイトを通じて応募する方法が最も一般的です。レジュメを登録しておき、興味のある求人へ応募、その後サイト内またはメールなどでやり取りをして、面接から採用へと至ります。特にバンクーバーなどの都市部では、求人サイトは充実しており、サイトによっても求人の種類が異なるため、以下で自分の希望に合うサイトを確認しておきましょう。

日系の仕事(パート・フルタイム)

  • Jpcanadae-Maple人材CANADA 
    • 主に日系企業やレストラン、ショップの求人
    • 飲食業の求人は倍率が高い傾向

パートタイム求人

  • CraigslistIndeed
    • カフェや小売店などのパートタイム求人が多い
    • 個人オーナーの店舗やローカルな仕事も見つけやすい

コープ・フルタイム向け

  • IndeedLinkedInMonsterJob Bank
    • カナダの一般企業の求人が中心
    • コーププログラムやフルタイムの就職を目指す人向け

カナダで仕事をドロップオフで探す

ドロップオフ

「ドロップオフ」とは、直接お店に訪問し、対面でお店の方に履歴書(レジュメ)を渡す方法のことを言います。特にレストランやカフェなどの飲食業や服屋や雑貨屋、お土産ショップなどの小売業では、この直接訪問スタイルが一般的です。

ドロップオフの一般的な流れ

  1. 応募する店の選定
  2. 店に訪問し、履歴書を渡す
  3. 後日、テキスト、メールまたは電話で連絡を受け、面接日を決定
  4. 面接後、合格であれば試用期間(トレーニング含む)スタート
  5. 試用期間後、正式に仕事開始

オンラインとドロップオフどちらで探せばいい?

自分に合ったやり方で問題ありませんが、両方のやり方を併用しながら探すと良いでしょう。オンラインでは効率的に大量に応募できますが、ドロップオフでは、お店の雰囲気を知れたり、その場で面接や採用が決まることも珍しくありません。それぞれの特徴を理解した上で、仕事探しに挑戦してみましょう。

ドロップオフのポイント

ただやみくもに店を訪問し、レジュメを配っても効率が悪く、仕事探しに苦労してしまいます。少しでも採用の確率を上げるためにも以下のポイントを意識してみましょう。

  • 事前に訪問先の選定を行う
  • 店が並んでいる通りやエリアで効率的にドロップオフを行う
  • ランチ、ディナーの忙しい時間帯を避ける(午後2~4時が狙い目)。
  • 可能であれば、マネージャーに手渡す
  • その場で面接になる可能性もあるため、事前に準備しておく

ジョブイベントに参加する

ジョブフェア

カナダで仕事探しをする場合は、ジョブイベントへの参加も検討してみましょう。1番手軽なもので言えば、あなたが通っている学校主催のイベントへの参加です。学校の掲示板などに情報が公開されているか確認し、参加してみましょう。

また、そのほかにもカナダでは多くのジョブイベントが毎週のように開催されています。積極的に参加して、多くの仕事に応募してみるのもおすすめです。

その他の仕事探しの方法

友人からの紹介

カナダでの仕事探しの方法は、上記で紹介した3つ以外にも様々ありますが、実際に採用率が高いのは友人からの紹介です。店や企業にとって、採用は時間やコストがかかる作業であり、ネットに求人を出せないケースは多くあります。

その場合、店のオーナーやマネージャーが従業員に「誰か友人で仕事を探している人はいない?良い人がいれば紹介してほしい」と声をかけ、そのまま採用に至るパターンはかなり多いです。

そのため、普段からの友人関係の構築や信頼できる友人に相談してみるものなどといった方法も取り入れてみるとよいでしょう。

カナダで人気のパートタイムジョブ

ワーキングホリデー・学生ビザ(パートタイム)向けに人気の仕事を紹介します。

▶ 飲食業(レストラン・カフェ・バー)

飲食業(レストラン・カフェ・バー)

  • ウェイター・ウェイトレス(Server)
  • キッチンスタッフ(Kitchen Helper, Dishwasher)
  • バリスタ(Barista)
  • 日本食レストランスタッフ

▶ 小売・販売業(Retail)

▶ 小売・販売業(Retail)

  • レジ係(Cashier)
  • 店舗スタッフ(Sales Associate, Store Clerk)
  • アパレル販売員(Fashion Retail)
  • 大手スーパーやショッピングモールの店舗で求人が多い

▶ 観光・サービス業

 観光・サービス業

  • ホテルのハウスキーピング(Housekeeping)
  • フロントデスク(Hotel Receptionist)
  • ツアーガイド(Tour Guide)
  • リゾートスタッフ(winter sports, activity)

▶ オフィスワーク

オフィスワーク

  • 日系企業の事務アシスタント
  • カスタマーサポート(旅行代理店など)
  • 通訳・翻訳(日本語対応の企業)
  • 日本語教師(Japanese teacher)

カナダの仕事探しで採用の確率を上げるためには?

カナダで仕事を探す際、応募者が多く競争率が高いため、採用の確率を上げるには戦略的な準備が必要です。以下のポイントを意識すると、より良い仕事に就きやすくなります。

1. 必要な資格を取得しておく

カナダでは特定の仕事に就くには関連した資格の取得が必要です。いつからでも働けるように事前に自分の希望の業種の資格を取得しておきましょう。

  • Serve It Right(SIR):BC州のアルコールを扱う飲食店では必須資格
  • Food Safe:飲食業での衛生管理資格(特にキッチンスタッフ向け)
  • Smart Serve(オンタリオ州)やProServe(アルバータ州)など、州ごとの資格も要確認

特に飲食・サービス業では資格があると即採用されやすいため、早めに取得しておくと良いでしょう。

2. 英語力を上げる

カナダでは英語が「できて当たり前」とされるため、英語が話せること自体は特別な強みにはなりません。しかし、英語力が不足していると、応募できる仕事が限られ、採用のチャンスも減ります。ただし、英語力がないからといって自信をなくす必要はありません。面接では、堂々と受け答えをして笑顔で話しましょう。

3. 最初から理想を追いすぎない

海外での職歴やその業界での経験がない場合、最初から理想の仕事を狙うと採用のハードルが高くなります。そのため、最初は経験を積むことを重視し、少しずつステップアップしていくのが現実的です。

例えば、最初は日系の仕事で働きながら英語環境の職場を目指したり、パートタイムや短期の仕事を通じて実績を作ったりすることで、徐々に理想の仕事に近づきます。「まずは採用されること」を優先し、その後に自分のスキルを活かせる職場へ移ることも意識してみましょう。