2019-10-01

洗脳された頭をぶっ壊す

夏前くらいから減量を始め、2,3か月で5キロ落ちました。この15年間くらいで一番体が軽い。

体重の7%くらいが落ちた事になるんですが、この位減ると色んな変化を肌で感じますねぇ。例えばありきたりですがズボンがゆるくなるとか、腕立て伏せが早くなるとか、山登り(バンクーバーのGrouse Grind)が以前より格段に速くなったとか。。

 

ところで減量の初期段階は、頭の中で食に関する「常識をぶっ壊す」という作業をしました。(響きがNHKを・・に被りますが)

 

ここで言う「常識」とは

  • 一日三食
  • お腹すいたら食べる

という、一見ごくごく当たり前の習慣です。

 

この習慣が、そもそも人間の体にとって「不自然である」と感じ始めたのです。

 

自然か不自然かを考える時、たとえば人類が飢餓を克服する以前(石器時代とか)の生活を想像すればいい。

狩猟を主としていた時代から人類は常に飢餓と隣り合わせで、「空腹でいる事が当たり前」だったはずです。飢餓を克服した現代の「腹が減ったら食べる」は数百万年の人類の歴史でごく最近達成した習慣であり、人の体はこの急な変化にまだ対応できていない。当たり前と思っている今の食生活が、体にとって既に「食べすぎ」の異常状態なんです。だから普通に「腹が減ったら満足するまで食べる」は太る。

 

もう一度言いますが
「腹が減ったら食べる」という発想がそもそもおかしいんです。

 

こうして「空腹でいる事が人にとって正常な状態である」と考えるようになりました。

数日食事を抜いたところで人は死にません。そもそも今の体形のまま餓死するはずがない(正確に言えば、軽い飢餓状態が続くと筋肉中のたんぱく質と体脂肪をエネルギー源に切り替えるから、死ぬ前にもっと痩せるはず)

頭ではなく体が本当に食物を求めているか?に意識を集中し、必要最低限の量を食べる・・これだけで体重は適正な値に近づきます。空腹感は一時的なもので、ヤマを越えれば収まりますし、不思議なんですが続けていると空腹感を感じる回数自体が減ってきます。集中力が落ちるというのも幻想。あれは空腹感に意識を奪われているだけであり、実際に人間としての生命力が落ちている訳ではありません(むしろ多少の飢餓状態が続く方がサバイブするために生命力が活性化する感覚すら感じました)。

基本はこのプチ断食のような発想転換で食事を減らし、体重が5キロ落ちました。とは言え糖質以外の食べ物はそれなりに食べてますし、ワークアウト併用のためプロテインもしっかり摂取しています(これが空腹感をごまかしてくれる)。

 

このように「真実を発見」「常識を壊す」という作業は非常に有意義です。

視野を広げると、身の周りにたくさんの「嘘の常識」が転がっている事に気づきはじめます。

 

今のややこしい時代に生きていると、

こうやって日々「常識を疑う」事をせずには真実は見えないし

本当に自分らしい自然な生き方が出来ないと感じます。

 

固定観念や常識、道徳、善悪、法律、国・・。

私は全て人間が秩序と繁栄を重んじるが故に作り上げた知恵と幻想だと考えています。

 

・・ってなんだか話が固くなってきたので、今日はここら辺にします。笑

とにかく、いわゆる「ダイエット」から始まってこういう境地に着きましたが、
私は社会の本質を垣間見た気分になりました。
本質とは、今常識と考えている事の殆どは幻想である、という衝撃的な事実です。

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