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2019-02-20

子供を守る

千葉県野田市の虐待死亡事件、連日ニュースになってましたが本当に本当に心の痛むニュースで、もう本当に気持ちのやり場がありません。社会の発展でこういう事件の数は減らせても、ゼロにはならない。いじめや犯罪も同じように無くなりませんが、親の虐待はちょっと色の違う事件だと私は思ってます。(いじめや犯罪は人間の本質ですが、子供の虐待は本能にはない異常な行動ですから)

よかったのは、今回の事件は社会がより仕組化に動く姿が見え、政治家も言及し、国会で法制化の準備が進み、まだまだ不十分ながらも大変好ましい動きだと思いました。

ところでカナダの子供を守る視点に徹した法律を知った時は、初めは「ちょっとやりすぎ?」という印象でした。

・13歳未満の子供だけで外を歩く事は禁止
・13歳未満の子供だけで家で留守番は禁止
・子供の虐待を見た・知った場合、通報したら子供は即保護。

子供を一人にしてはいけないルールのため親は手間・コストが増えるし、虐待禁止は間違えて通報されるケースがあるかもしれません。道端で子供をたたいてる親子をみた通行人が通報したら、親の意見や弁解、誤解かまわず子供は親から引き離され保護されます。

初めは極端だなぁ・・・と思ってましたが、今はその位の偏りが適切なんだと感じるようになりました。大人と比べてやりすぎな位に社会が子供を強く守るべきだと思います。

偏ったルールのため不便や間違いがあったとしても、大事なものを守るがゆえの不便さを甘んじて受ける寛容さがあってよいんじゃないでしょうか。何か間違いで通報されても、話し合って誤解が解ければそれでいいじゃないですか。守り方が中途半端で子供が死んでしまう事に比べたら屁でもないですよ。こういう法律を作るのは日本より北米の方が取り組みやすいでしょうね。

日本で虐待防止法(体罰禁止)の導入についてアンケートをとったら半分以上は反対だったらしく、その理由が「口で言ってもわからない事がある」「社会がプライベートに介入すべきでない」という意見だったそうですが、全員の意見を聞いてコンフォートゾーンを探してたらいつまで立っても虐待で死ぬ子供は消えません。世の中全員が快適である状態を目指すほうが偏ってしまうのではないでしょうか。

千葉の事件、カナダで同じ事が起きたら親子が一緒に居続ける事なんて絶対考えられません。学校や児童相談所が虐待を認識しながらも守れないなんて、社会ルールの欠如でしかない。この親に憤慨する気持ちもありますが、個人攻撃は何の役にも立たない。事件をきっかけに社会を変える方向に日本人の気持ちが動けば・・と切に願っています。

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